愛しい君は戦場に舞う

『…なんかうざい…』

…ぁ!変なこと言っちゃった…

【…うざい?あっそ、じゃあ…】
顔が完全に怒ってる。
じゃあ、そういった後に大きく腕を振って剣を具現化させた女は私に切りかかってきた。

『ゃ…』

キーンッ…と剣と剣が混ざる音がする。何度も助けられた音だ。

「っ…重っ…暁大丈夫か?」

『…ぁ…うん…』
龍は女の人をなぎ払って、私を自分の背中に寄せる。

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