愛しい君は戦場に舞う
『あの!スミマセン』
そういって私は男の人の袖を引っ張って
ぎゅっと目をつぶりながら
『ま、まま、まったくあの…助けてくれてありがとうございました!あの!勝手で悪いと思ってます…あの!好きになっちゃいましたごめんなさぃぃ!』
恥ずかしすぎでぎゅぅぅっと強く目をつぶってると
上の方からはぁ?という声が聞こえた
あきれたわ、嫌われたわ…
それでゆっくり目を開けながら首を上に向けるとこちらをずーっとみてて…
「一目惚れって初めて聞いた…助けただけなのに」
そういってあきれたようにため息をついた