愛しい君は戦場に舞う

俺は立ち上がって部屋を見渡してみる
あの魔法陣は消えて台座とろうそくそれに書物が目に付く

「魔法陣は…」

〈魔法陣ですか?なかったですよ?そんなのきっととぼけてるだけですにゃ!〉

じゃああれも夢…
そんなはずない。

「…もう少し調べてから帰るお前はどうする?」

〈私も残りますにゃ!〉

ふりふりとしっぽを振ってやる気を出したようにすたたたっと階段を駆け上がっていった



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