愛しい君は戦場に舞う
《ねぇ、探すのやめてさ俺たちも校長先生の手伝いしようよ》
〖確かにそれも大切だけど…龍がきめてよ〗
「あ?…じゃあ手伝いにいこう」
ということで俺たちは学校に向かうことになったんだけどやけに魔族の気配が遠くの結界の奥で多くなった気がする。
移動の途中俺が思っていたことを暁が言ってきた。
やっぱりみんな同じ事を感じてるみたいだった。
『また死ぬの怖くなったよ…ほんとにこの世界ヤダ』
「…死ぬのは別に怖くないけど、なんか残る奴のこと考えるとやだな」
そっか、龍は一回死んだんだ。