愛しい君は戦場に舞う

美優ちゃんのためだろう
その場にしゃがんで目をつぶっている。

《なんか…悪い魔力なんにも感じないな。本当に復活したのかな》

〖…まだ隠してるんじゃないかな〗

龍は立ち上がって私たちの近くにきた。

「そうかもな。ぜんぜん感じない。」

『じゃあ一旦…町にいこ?』

みんな元気ないよ。
失った物があるから。私達の二つ目の世界だけどここで私達が生きていることは確かなんだ。

 
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