愛しい君は戦場に舞う

龍~!
ぶじだったかぁぁあ!皆もよかったなぁ!

そう言って龍に抱きついたのは龍のお父さんだった。
「親父…っ…親父も無事だったんだな」

あれ?抵抗しないの?

「あ、忘れてた」
そう言って龍はお父さんの顔面に魔法を食らわせた。
でも、それは優しい物だった。
いつもなら全力だったけど今回は龍から離れる程度の力で発したらしい。

『お父さん、この結界は…?』

あぁ、母さんが結界を張ってここら辺を守ってくれてんだ。

すごく優しいこの結界は龍のお母さんが出してる物だった。


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