愛しい君は戦場に舞う

龍はふらっと倒れそうになった夏樹のお母さんを抱えた。
見るからにずっと魔法を使っていたみたいで少し疲れている顔をしていてほとんど魔法の残量を感じない。

「…校長大丈夫か?」

龍は夏樹のお母さんに少しずつ自分の魔法を分けていく。

ありがと…龍…

だんだんと元気な顔をしてくお母さん。
龍の腕から離れて立ち上がった
〖お母さん…なんで私たちより先に?〗

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