愛しい君は戦場に舞う
「起きたのか…えっと海欄だっけか…」
名前は覚えてあるみたい
心配そうに俺をみながら言ってる龍だけど体中ガーゼやらいろいろ張ってた
《お前こそ大丈夫なのかよ、傷だらけだろ》
何心配してんだ俺は
そういった俺を龍は見て何も言わずにベッドに俺の腕をつかんで連れて行ってた
「悪いな、お前のこと斬ったの俺の幼なじみなんだ…ホント悪い」
だからか…だからあんなにしゃべってたんだ龍は楽しそうじゃなかったけど