【短編】浦田君に恋愛中 〜もしも片思いが実ったら〜
「未香!おはよー!!」
「紗江ちゃん!おはよ!」
この子は水川紗江ちゃん。
身長は164㎝で私なんかよりずっと高い。
そして、何より美人!とっても美人なんだよ!大事なんで2回いっておいた!
気さくで優しくてお姉ちゃんみたい!
「今日もかっこいいなぁ〜浦田君。」
なんて言ってアフレコしてくる紗江ちゃん。
「もう!勝手にアフレコしないでよ!」
頬を膨らませて怒る。
「ごめんごめん。あまりにもずっと見つめてるもんだからついね。」
って全然謝ってるように見えなかったけど、可愛いからすぐ許した。
けど…そんなに私見つめてたのかな…?
恥ずかしっ!
「早く告っちゃえばいいのに〜。」
「そんなこと出来るわけないじゃん!無理だよ無理!!」
「いや、未香の可愛さならいけるとおもうんだけどなぁ。」
いやいや!無理でしょ!
紗江ちゃんの方が可愛いし!
「紗江ちゃんに言われたくないし…。」
「そっくりそのままあんたにお返しするわ。」
なんて言いながら笑い合った。
見つめてるだけで十分なんだよ。
叶うわけないもん。