嗤わない月の下で
確かに、形は悪いがタレがついてて美味しそうだった。

「へえ、他も全部?」

「・・・他はお母さんです、でも手伝ったりはしたんですよ」

なるほど、想像して少しにやける。

「あ、馬鹿にしてますねーじゃあミートボールとなにかおかず交換しませんか?」

「いいよ、どれでも好きな物」

弁当箱を差し出す。
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