嗤わない月の下で
目が覚める、ぼんやりと目を開いてもそこは暗闇だった。

そういえば、会社の帰りに路地裏に向かって・・・。

そういえば少女が。

ふと、頭に違和感を感じる枕なんて無いはずだけど。

「目が覚めた?」

少女の声が耳に入る、それは真正面から聞こえてきた。

どうやら膝枕されてるらしい。
< 41 / 127 >

この作品をシェア

pagetop