嗤わない月の下で
笑顔で返してくる、少し顔の温度が上がった。

「あ、今日は営業でしたっけ?ちぇーせっかくいろいろお弁当つくってきたのになー」

がっかりと言った感じでうなだれ。

リアクションもオーバーだ。

「はは、じゃあどうせ会社の近くだし、昼過ぎにはここをよるよ」

「そ、そんなことまでしてもらうわけにはいけませんよー」

「いいって、僕も君の料理食べてみたいし」

瞬間、ザワッと社員がこちらを向いた
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