嗤わない月の下で
ようやく三件目を終える。

朝一からこの距離はこたえた。

会社へと向かう。

お弁当の話だっけ、面倒くさい。

こういうところが私の悪いところだ。

彼女はいきいきと私の帰りを待っているだろう。

そう思うと会社へと向かわないわけにはいかなかった。
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