嗤わない月の下で
しかたないな、せっかくの包装を破き、中身を見せる。

「ほら、お前がもらったって嬉しくないだろ」

「にゃうん」

甘えた声を出す。

「もしかして、気に入っちゃったか?」

喉をごろごろ鳴らしてすり寄る。

まいったな・・・。
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