嗤わない月の下で
私はぐーをだして二人はパーを出していた。

「じゃあ武田さんにきまりー」

うししと笑う佐々木さん。

とりあえずお店に入る。

「ご注文は?」

すこし頬がこけたウェイターが伝票を持って来る。

「私、カルボナーラ、こっちはチキンフライセット」

そして私を指さす。

「あの人にはお子さまランチ」

ブッとウェイターが吹き出す。

私も吹き出す。
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