未来 ~future story~
目の前の画面に綺麗にならんでるのは、

『良かったら話しませんか?』

の12文字。

いつもだったらこんなの気にしないのに。
なぜか気になってしまった。

『え、でも、私続かないですし』
と返信を打つも、
『俺となら続くから!大丈夫。』
(…出会い厨かよ。)
内心笑ってしまった。
もしかしたら実際に乾いた笑いをしていたのかもしれない。

いつもそうだ。
私の周りに集まるのは、ただの出会いを求めているだけの男ばかり。
彼女という存在で自己満にひたっている人達ばかりだ。

そう、思っていたんだ。
その時までは。
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