未来 ~future story~
彼は、名を隆夜(リュウヤ)と言った。
妙に積極的に絡んでくるからうざったく感じるが、なぜか気になってしまったのが気に掛かり、無視できないでいる。
何より、普通はこの時間帯はみんな学校に行ってて他に絡む相手がいないから、ちょうど良かった。
「でもそう考えるとこの人も学校じゃないのかなぁ…」
だけど、私と同じかもしれない。
深くは考えないことにした。
『まーちゃんは、何歳なの?』
私が、アプリに登録している名前がマフユ。
だから、隆夜はまーちゃんと呼んできた。
『16です。高校1年生。』
『そうなんだ!俺と5つ離れてるんだねー。』
ということは、隆夜は21歳ということ。
大学生で、今はアルバイトをしに行くところだ、と彼は説明してきた。
『まーちゃん、授業中じゃないのか?』
妙に積極的に絡んでくるからうざったく感じるが、なぜか気になってしまったのが気に掛かり、無視できないでいる。
何より、普通はこの時間帯はみんな学校に行ってて他に絡む相手がいないから、ちょうど良かった。
「でもそう考えるとこの人も学校じゃないのかなぁ…」
だけど、私と同じかもしれない。
深くは考えないことにした。
『まーちゃんは、何歳なの?』
私が、アプリに登録している名前がマフユ。
だから、隆夜はまーちゃんと呼んできた。
『16です。高校1年生。』
『そうなんだ!俺と5つ離れてるんだねー。』
ということは、隆夜は21歳ということ。
大学生で、今はアルバイトをしに行くところだ、と彼は説明してきた。
『まーちゃん、授業中じゃないのか?』