あたしはそっと月になる
1・・・現実
「ゴメン‥‥樹里(じゅり)、土曜日に樹里と遊ぶ約束、無理になっちゃうかもぉ」
朝、学校へ行くのに迎えに行くと、
家の前で中から出てきた実夕(みゆう)が笑顔で言う。
「えっ‥‥?うん。分かった‥‥けど、なんで?」
「うーーん‥‥潤(じゅん)がさぁ~、もし部活なかったら、土曜日一緒に映画行ってもいいって。昨日の夜、メールでなんとなく誘われてね。いいよ♪って言っちゃたんだぁ‥‥だからホント‥ゴメンね」
謝ってるわりに、やけにニコやかな実夕があたしを見る。
「ふ~~ん。矢口(やぐち)もやっぱり実夕のこと好きなんだねぇ!」
あたしの言葉に大げさなくらい首を横に振る実夕。
「そんなことないよぉ。ただ誘われただけだしぃ~。たまたま観たかった映画だったからねぇ」
まぁ、実夕が嬉しそうにするのもわかるんだよね。
あの『矢口潤』に誘われるなんてね。
やっぱり実夕はすごいなって思う。
朝、学校へ行くのに迎えに行くと、
家の前で中から出てきた実夕(みゆう)が笑顔で言う。
「えっ‥‥?うん。分かった‥‥けど、なんで?」
「うーーん‥‥潤(じゅん)がさぁ~、もし部活なかったら、土曜日一緒に映画行ってもいいって。昨日の夜、メールでなんとなく誘われてね。いいよ♪って言っちゃたんだぁ‥‥だからホント‥ゴメンね」
謝ってるわりに、やけにニコやかな実夕があたしを見る。
「ふ~~ん。矢口(やぐち)もやっぱり実夕のこと好きなんだねぇ!」
あたしの言葉に大げさなくらい首を横に振る実夕。
「そんなことないよぉ。ただ誘われただけだしぃ~。たまたま観たかった映画だったからねぇ」
まぁ、実夕が嬉しそうにするのもわかるんだよね。
あの『矢口潤』に誘われるなんてね。
やっぱり実夕はすごいなって思う。
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