あたしはそっと月になる
3・・・混乱
「ね、それでねぇ、潤ったらさぁ~♪」
朝から広がる青い空には、眩しいくらいの太陽があたし達を照らす。
あたしの前にはその太陽に負けないくらいの笑顔の実夕がいる。
昨日、約束どおり実夕と矢口潤は一緒に帰った。
その話を嬉しそうにあたしに話す実夕。
ずっとそんな話の聞き役のあたし。
聞きたくなんかない。
あたしは適当に頷きながら歩いた。
「映画もさ、この前結局行かなかったんだよ。だから、今度こそ行こうって言ったらさ、前は行ってもいいって言ってたのにぃ、俺そんな事言ったっけ??って言うんだよぉ。潤ってなんか素っ気ないとこあるぅ~。まぁ、そんなところもカッコイイんだけどねぇ」
矢口潤の話を実夕から聞きたくない。
なのに実夕の口から聞こえてくる話題はこればかり。
ため息しか出てこないあたしと、
明るい表情の実夕。
あたしの小さなため息にはきっと実夕は気づかない。
朝から広がる青い空には、眩しいくらいの太陽があたし達を照らす。
あたしの前にはその太陽に負けないくらいの笑顔の実夕がいる。
昨日、約束どおり実夕と矢口潤は一緒に帰った。
その話を嬉しそうにあたしに話す実夕。
ずっとそんな話の聞き役のあたし。
聞きたくなんかない。
あたしは適当に頷きながら歩いた。
「映画もさ、この前結局行かなかったんだよ。だから、今度こそ行こうって言ったらさ、前は行ってもいいって言ってたのにぃ、俺そんな事言ったっけ??って言うんだよぉ。潤ってなんか素っ気ないとこあるぅ~。まぁ、そんなところもカッコイイんだけどねぇ」
矢口潤の話を実夕から聞きたくない。
なのに実夕の口から聞こえてくる話題はこればかり。
ため息しか出てこないあたしと、
明るい表情の実夕。
あたしの小さなため息にはきっと実夕は気づかない。