あたしはそっと月になる
実夕の小さな声に、首を横に振るあたし。
もう後悔はしたくないから。
自分の気持ちに初めてこんな風に向き合っているあたしがここにいるから。
もう本当の想いをこれ以上かき消したりはしない……したくない。
だから…………あたしは
もう実夕にも隠さない。
これが『本当のあたし』だから。
「あたしもね、今までね、いつもいつでも実夕のこと応援してきた……でも矢口のことはダメなの…どうしても…そういう気持ちになれなかった…ゴメンね…実夕」
「……なんだかさ、初めてだよね?」
「え??何が……??」
「樹里があたしに本音を言ってくれたの……初めてな気がする」
「そうかなぁっ??そんな……そんなことないと思うよ…」
「でも……なんか嬉しいな……」
もう後悔はしたくないから。
自分の気持ちに初めてこんな風に向き合っているあたしがここにいるから。
もう本当の想いをこれ以上かき消したりはしない……したくない。
だから…………あたしは
もう実夕にも隠さない。
これが『本当のあたし』だから。
「あたしもね、今までね、いつもいつでも実夕のこと応援してきた……でも矢口のことはダメなの…どうしても…そういう気持ちになれなかった…ゴメンね…実夕」
「……なんだかさ、初めてだよね?」
「え??何が……??」
「樹里があたしに本音を言ってくれたの……初めてな気がする」
「そうかなぁっ??そんな……そんなことないと思うよ…」
「でも……なんか嬉しいな……」