あたしはそっと月になる
2・・・迷い
「この曲、俺好きなんだよね。良くない??」
お昼のお弁当の時間、後ろの方から聞こえる声。
あたしの鼓動を早くさせるその声。
騒がしい教室の中でも、この声だけは間違えたりしない。
そんな声の主は‥‥そう、矢口潤。
教室のスピーカーから流れるのは、最近流行っている曲。
お昼のこの時間には放送委員が何曲か曲を流す。
「歌詞がいいんだよね‥‥マジでいいよ。この曲」
また聞こえるその声をあたしは無意識に探していた。
教室に響く静かなバラード。
その曲はあたしも好きなアーティストの曲。
矢口潤も‥‥好きなんだ‥‥。
それだけで嬉しくなって、
あたしはもっとその曲が好きになってしまう。
お昼のお弁当の時間、後ろの方から聞こえる声。
あたしの鼓動を早くさせるその声。
騒がしい教室の中でも、この声だけは間違えたりしない。
そんな声の主は‥‥そう、矢口潤。
教室のスピーカーから流れるのは、最近流行っている曲。
お昼のこの時間には放送委員が何曲か曲を流す。
「歌詞がいいんだよね‥‥マジでいいよ。この曲」
また聞こえるその声をあたしは無意識に探していた。
教室に響く静かなバラード。
その曲はあたしも好きなアーティストの曲。
矢口潤も‥‥好きなんだ‥‥。
それだけで嬉しくなって、
あたしはもっとその曲が好きになってしまう。