ランウェイの歩き方
意を決して奴の服をちょん、とつまむ。

相手は少し驚いてこっちを見る。

私はん、と手を差し出した。

どうやら私の意図を理解してくれたようで私の手が道哉の手に包まれた。

その大きな手に男を感じてしまって、思わず顔を赤くしてしまう。

と、隣から吹き出す音が聞こえてきた。

見ると道哉がニヤニヤしている。

イラッ…何こいつ、絶対面白がってる!!!
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