ランウェイの歩き方
今私は奴とベンチの背もたれの間に挟まれてる。

どんどん奴の顔が近くなるが身動きのとりようがない。

思わずその端正な顔に頬が熱をおびる。

ピタッと数センチの間合いで道哉の顔が止まった。

下を向くことでなんとか耐えようとするが奴に顎を掴まれ無理やり上を向かされる。
< 29 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop