幻想館ーシンデレラ編ー
王子様のエスコートでシンデレラは更に大輪の花のように清らかに美しく舞っています。
「素晴らしいお嬢様ね、どこの貴族の方 かしら」
王女様は息子のハートを射止めたシンデレラをどこかの貴族のレディだと思ってしまいました。
王様は微笑ましく二人を見ていました。
「もう、あのお嬢さんで決まりかしら?」
「いやまだ、明日も姫君候補の方を御招待しております。これで打ち切るわけには参りません」
大臣の言葉に王様は頷いた。
「まあ仕方ありません。明日まで待ちましょう」
一方、シンデレラはこのひとときを幸せに感じていました。
「明日もぜひ舞踏会へいらして下さい。
ああ、そうだ!
迎えの馬車を用意しましょう」
「いえ、迎えの馬車は・・・明日もきっとお伺い致します」
シンデレラの心は王子様に傾いていました。
しかし、城の大時計の針が12時5分前を指しています。
「王子様、迎えの馬車が参りましたので今夜はここで・・・」
名残惜しい気持ちもあったのですが、魔法が解けてしまっては何にもなりません
シンデレラは急ぎ、馬車に乗り城をあとにしました。
「素晴らしいお嬢様ね、どこの貴族の方 かしら」
王女様は息子のハートを射止めたシンデレラをどこかの貴族のレディだと思ってしまいました。
王様は微笑ましく二人を見ていました。
「もう、あのお嬢さんで決まりかしら?」
「いやまだ、明日も姫君候補の方を御招待しております。これで打ち切るわけには参りません」
大臣の言葉に王様は頷いた。
「まあ仕方ありません。明日まで待ちましょう」
一方、シンデレラはこのひとときを幸せに感じていました。
「明日もぜひ舞踏会へいらして下さい。
ああ、そうだ!
迎えの馬車を用意しましょう」
「いえ、迎えの馬車は・・・明日もきっとお伺い致します」
シンデレラの心は王子様に傾いていました。
しかし、城の大時計の針が12時5分前を指しています。
「王子様、迎えの馬車が参りましたので今夜はここで・・・」
名残惜しい気持ちもあったのですが、魔法が解けてしまっては何にもなりません
シンデレラは急ぎ、馬車に乗り城をあとにしました。