好きなんです!


浮き輪を元の位置へ戻すとやっぱり重たい空気のまま。

私のせいで空気が悪い。
ここはもう無かったことしよう。
優馬もきっとそれを望んでるはず。


「やっぱり面白かったね!あのスピード最高!!」


突然私が話し出したので3人は驚いたようにこっちを向く。
それでも私はニコニコしてみんなを見る。

それに乗ってくれたのか愛梨も可愛らしい笑顔を見せてくれた。


「本当にね!並んだ甲斐があったね!」

「次はどこ行こうか?これ並んだだけで結構体力使ったよねー。」

2人は何したい?と優馬と涼くんに話をふる。
まだ優馬は戸惑いを見せていたけど涼くんは普通だ。

「別にどこでもいいけど。ぶっちゃけプールってする事ねぇな。」

なんて元も子もないこと言うんだ。

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