好きなんです!
「俺ね、やっぱり好きとか信じられないんだよね。別に紗綾の事だけじゃない。どんな子に告白されてもそんなのいつかなくなる日が来るって思うんだよね。
だから、ごめん、紗綾…。」
凄く辛そうな顔の優馬。
何でそんなに信じられないのかは分かるけどでもそれじゃあ一生優馬は1人じゃない。
そんなんでいいの?
私の気持ちを信じてくれないのに諦めるの?
そんなの嫌だよ。
「じゃあ私卒業するまでずっと好きって言い続けるね。いつか信じてくれるまで。」
「卒業まで?あと3年半あるよ?」
何言ってるんだって顔して私を見る。
その瞳をじっと見返すと諦めたように溜息をつき困ったように笑った。
「まぁ好きにして。俺は今まで通り遊んで過ごすから。」