好きなんです!
「ふふっ!任せて!」
優馬が困ったような笑顔からいつものように笑ったから私も嬉しくなって笑った。
「涼も愛梨も待ってるだろうし、戻るか!」
私の手を引っ張ると人混みを避けながら2人の元へ進んで行く。
さっきはたくさんの女の子の視線にヤキモチを妬いたり、切なくなっていたけど、今はあんまり気にならない。
私の気持ちを知ってもらって、信じてもらうために頑張るんだって思ったらなんだか心が軽くなった。
「あ、戻ってきた!」
少し先で愛梨が手を振っている。
振り返すと優しい笑顔で迎えてくれる。
こんな友達もいて私はなんで寂しがっていたんだろう。
「愛梨〜ごめんね!」
「ん?いいよ!話してきたんでしょ?」