好きなんです!
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私がスタバに着いてから30分もせずに愛梨が入ってきた。
「ごめん、お待たせー!」
「こっちこそ急に呼び出してごめん。」
「いいよー!暇だったし。どこ行く?」
私と愛梨は少し考えて近くのカラオケに移動することにした。
よく行くカラオケで、そんなに混んでいないのですんなり入れた。
「暑かった〜。クーラー付けよ!」
「うん。少ししか歩いてないのに本当に汗すごい!」
「着替えたいよねー!」
私はクーラーを付けて愛梨の隣に座る。
愛梨は服をパタパタと仰いでいてここに男がいたら一発でノックアウトだろう。
「で?話って?」
「うん。あのさ…。」
上手く言葉にできない。
好きなんだと友だちに告げるのもこんなに緊張するんだと初めて知った。