好きなんです!
2
急いでいるというのに部屋のインターホンが鳴る。
出るのが煩わしい。
無視でいいかと支度を進めていると今度はピンポンピンポンと連続して鳴らされる。
知り合いだろうか。
普通知り合いでもない限りこんな鳴らし方はしないだろう。
仕方がないので玄関まで行きドアを開ける。
そこにはプールに行ったはずの人がいる。
「何してんの?」
「1人じゃ可哀想だから迎えに来た。」
「え?先に行かなかったの?」
「うん。早く支度しろよ。」
なんで優馬がここに来たのかは置いておいて早くしたくをしないといけない。
迎えにまで来てくれたのに待たせるわけにはいかない。
途中だったメイクを急いでする。
優馬はiPhoneを見ている。
チラッと優馬を見ると目が合った。