yellow ribbon


「変える必要ないと思うけど。
まー、あえて言うなら…髪染めるとか?」

「…それはちょっと」



さすがに校則違反は犯せない。

それに、出来るだけ目立ちたくはない。


ただ、今の地味な私から抜け出せたらちょっとは夏樹くんとの距離も縮まるかと思っただけで…。


やっぱり難しいのかな。
住む世界が違うのかもしれない。


「うーん…あとー…スカート短くするとか?少しくらい折ってみたら?」

「スカートを折る?」


意味がよく分からなくて首をかしげると、赤地くんは先生から私を隠すように間に立った。


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