最強一匹狼!


「それをやったのは
夜月よ。」



言ってしまった。



「ちょっ…先生!?」



慌てる私をおいて
逡さんは走ってどこかへ
行ってしまった。



「先生!!どういうことですか?」



「どーもこーもないわよ!!
ここであなたを、守れるのは
彼以外いないじゃない。」



その顔は真剣だった。



「夜月は暴走族ですよ!?
逡さんが怪我したら……」



泣きそうになりながら訴えると
先生はフッと笑って



「逡くんがあいつらに
負けるわけがないでしょう」




と言った。

逡さんは何者なんだろう。



< 39 / 110 >

この作品をシェア

pagetop