最強一匹狼!
「それをやったのは
夜月よ。」
言ってしまった。
「ちょっ…先生!?」
慌てる私をおいて
逡さんは走ってどこかへ
行ってしまった。
「先生!!どういうことですか?」
「どーもこーもないわよ!!
ここであなたを、守れるのは
彼以外いないじゃない。」
その顔は真剣だった。
「夜月は暴走族ですよ!?
逡さんが怪我したら……」
泣きそうになりながら訴えると
先生はフッと笑って
「逡くんがあいつらに
負けるわけがないでしょう」
と言った。
逡さんは何者なんだろう。