最強一匹狼!
スタスタと音が聞こえてくる。
や、やばい!!
バレちゃう!!!
隠れようとしたけど
そんな暇もなく…
ガラガラッ
ドアがあいてしまった。
「お前いたのか。」
ふわりと笑っていう逡さん。
すると後ろから
すごく冷たい目線を感じた。
「お前、そいつをどーやって
味方につけたのかしらねぇけど
調子のってんじゃねぇぞ。
珠奈をいじめたことは
許されねぇことなんだからな。」
軽い口調がなくなった優。
でも、それよりもっと怖いのが
とても悔しそうに
目だけで殺されそうなくらい
こちらを睨んでいる
珠奈がいた。
タラリと嫌な汗が流れる。
勿論夜月のみんなは
こちらを向いていて
気付かない。
逡さんはギロりと
皆を睨んで
ドアを閉めて
私の腕をとり歩き出した。