最強一匹狼!



「泣いてなんかないよっ!」



必死に止めようと
頑張るが
止まろうともしてくれない。




「訳を話してくれないか?」




優しく頭を撫でられたので
私の口はもう止まらなかった。




「私……汚れたの...
今日ねっ!!!
知らない男に
無理矢理っっ...
最後まではされてないんだけど...

それでねっ……ッ……。」



「もういい。」



あー……。
やっぱり軽蔑されちゃったかな。



俯いて前を向くことが出来ない。





「もうしゃべるな。」





嫌われちゃったんだ……
言わなきゃ良かった...。



< 63 / 110 >

この作品をシェア

pagetop