最強一匹狼!
「愛稀ちゃん...
昨日濡れて帰ってたみたい
だったけど...大丈夫?」
嵐太くんが
心配そうな顔でのぞき込んできた。
「なんで知ってるの?」
「昨日たまたまコンビニ
行ってたら見かけたんだ。」
「そっか...」
「何かあったの?」
「何もないよ。」
「そんなことないでしょ?
俺でよければ聞くから話してよ。」
「ほっといてよ!!!」
ハッ...
ついムキになってしまった...。
「ごめん...もういいから...
ほっといて...。」
涙が溢れてくる。
嵐太くんを押して
ドアをしめて鍵をかけた。
嵐太くんは
何か言ってたみたいだけど
何も聞こえなかった。