BABY❤LOBERS

「い。。。いるかも」

聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟いた

言ってから顔が真っ赤になって俯く

多分・・・私は髪がつんつんのあの男の子を好きなんだ

顔が真っ赤なのも、ケイラと密室で接近してるからとかじゃなくて、、、、

「誰!?教えてくれるだろ!?俺、お前の親友だもんな!!」

とますます身を乗り出すケイラ

・・・

親友、か・・・

そうだよね、何期待しちゃってるんだ私

ケイラは別に私に何も特別な感情を持ってないんだ・・・

ちょっと心が痛んだけど、表情に出さないように言う


「えぇ~!やーだね!!誰にも教えるつもりないもん!」

ふん!とそっぽを向いた

そう

誰にもこのことは言ってないし、言うつもりもない

だって私。。。

たった今、私の本当の恋心に気付いちゃったもん。

私、本当は・・・








―――――――――――ケイラのことが好きなんだ・・・。

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