BABY❤LOBERS
「お前さー、人様のもんに手ぇ出してんじゃねーよ!」

校舎裏に着いた途端、先輩の1人が怒鳴った

「はい?」

私は訳が分からず聞き返す

「だからー、お前あたしの可愛い妹の彼氏に手ぇ出してんじゃねっつの!」

先輩の横には私と同い年ぐらいの可愛い女の子が立っていた

「何のことか分かりません。てゆうか私誰にも手出してませんし。」

「はぁ!?とぼけんじゃねえぞ!ケイラだよ!奈美の彼氏だっての!」

・・・ケイラ?

・・・ケイラ付き合ってるなんて聞いてないよ・・・?

「ケイラはただの友達ですけど・・・」

ケイラ。。。ホントなの・・・?・・・何で言ってくれなかったの?

「嘘ついてんじゃねえよ!2人で一緒にいるの見た奴がいっぱいいるんだよ!」

「それはただ家が近いから一緒に帰っただけで・・・」

バチンッ!!


大きな音と共に、私の左頬に鋭い衝撃が走った

「言い訳してんじゃねえって!!人の彼氏と一緒にいる時点で手出ししてるって言うんだよ!」

奈美とよばれた先輩の妹がヒステリックに叫んだ

「大体お前、ムカつくんだよ!お姉ちゃん、ちょっとコイツ支えといて」

そしてそのまま私は先輩達に体を固定され、奈美の前にひざまずかされた

「ちょっと!!何すんの!?」

私は抵抗しようとしたが、お腹を殴られうずくまった

「・・・っ」

ジャキッ
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