BABY❤LOBERS
キーンコーンカーンコーン――――



昼食の時間だ

私はいつもの場所へと向かう。






「おい!なる~!俺達置いてくなってぇ!!」


ケイラと伝が後ろから走ってくる


私達の溜まり場になってる校舎の裏庭


今日も誰も来ていない




「あ、ちょっと俺トイレ」


ケイラが校舎へ戻っていく


伝と私の間に沈黙が流れた


「つかびっくりしたんだけど!伝とありさがねぇ~!!」

沈黙を破ったのは私だった。

「あぁ、、、うん。。。」

「言ってくれればいいのに!私達兄弟みたいなもんじゃん?」

「・・・」



・・・また沈黙。


「あの・・・伝はありさのコト好きなの?」


沈黙をやぶったのはまた私


「あぁ。。。まぁ」

微妙な返事、、、


私が疑問に思い、俯いている伝の顔を覗こうとしたらケイラが帰ってきた


「ただいまぁ~って・・・お前ら何の話してたの?」
 

「あぁ、私が伝にありさのこと聞いてただけ」



がしっ!

いきなりケイラが伝の肩を掴む

「そうだよ!伝!聞くの忘れてたけど、、、

お前なんでありさなんかがいいんだ?」

 

ええ!!?

「ちょっ!ケイラ!?」
 










「はぁ~~~~」

いきなり伝がため息をついた

「伝。。。」

 

「俺、あいつと別れるわ」
 


!!!!??????








「「はああっ!?」」









―――――ケイラと私、見事にハモってしまった。。。

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