世界の違う君と僕
クラスについた。私の席は・・・窓ぎわかとても良い席だ。
先生に当てられにくいし、眠れるし、何よりも
人が、あまり気にしない。
普通の人なら、寂しいとか言うかもしれない。
しかし、私はその逆だ。普通の人ではないから。
【普通の人ではない。】
一時期嫌いな言葉だった。人に言われるたびに、怒っていた。
しかし、それも馬鹿らしくなって。 
それを逆手に取って、
私は、普通の人なら出来ないことが出来るんだ。
などと、誇りに思っている様にしている。
ただ、やっぱり変わり種を見る目で見られるのは嫌なんだ。
って、心の何処で思う自分がいるのかもしれない。
だから、今日の朝みたく人を信じようとしてしまう。
信じてくれたっていい。だけど、あの悲しみはもう味わいたくないんだ。
人に裏切られて、馬鹿にされる悲しみは。
ああ、やっぱり私は
弱虫だ。
じゃあ、少し振り返ってみよう。
自分に自分で言ってみた。
そして、あの日の事を少しずつ
思い出していった。
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