腹黒スマイル王子
私達は着替えて理人の教室に向かう。

教室の前は凄い列。


「うわー、凄い並んでるね。

美人、ごめん。大丈夫?」


「全然平気だよ。」


私達が順番を待ってると後ろがやけに騒がしくなってきた。
見るとそこには人だかりと女の子達の声。その声が段々と近づいてくる。
人だかりの中心を見るとそこには黒の細身の四つボタンのスーツに細身のパンツと白いシャツに細い黒のネクタイをした理人が歩いていた。髪もワックスで固めてまさにホストだった。しかもこれなら絶対人気No.1に違いない。

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