腹黒スマイル王子
理人に見とれてるとふと隣に誰かいることに気がついた。

見ると髪は長く巻き髪にした綺麗な顔をした子と腕を組んで笑いあいながら歩いていた。

どういうこと?

「陽向?大丈夫?

きっと客寄せのためのパフォーマンスだよ。気にしないほうがいいよ。」


「うん。そうだよね。

でも何も理人からは聞いてない。」

「ひなた。」


私はその場にいたくなかった。理人にいることを知られたくなかった。
きっと酷い顔してる。
でも理人に気付かれてしまった。


「陽向!」


理人がこっちに来ようとしてるのを見て私は美人と逃げてしまった。


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