腹黒スマイル王子

聖ヶ丘祭2日目

昨日の夜、理人からメールをもらった。



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会って話しがしたい。

明日、後夜祭が始まったら体育館の裏に来て欲しい。

陽向が来るまで俺は待ってるから。



理人

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私は理人に会いたくなかったから無理いって厨房の手伝いにまわしてもらった。
この日も忙しかったお陰で昨日のことを考えないですんだ。


あの子理人の彼女なのかな？

考えてみたら私別に理人に付き合ってくれって言われてなかった。
好きって言ってくれたけど彼女って訳じゃない。

あー、ダメだ。落ち込んできた。


「陽向、大丈夫？」


「美人。う、うん。」


「理人くん何か言ってきた？」

「後夜祭の時体育館の裏に来て欲しいって。」

「どうするの？」


「はっきりさせてくるよ。

このままじゃ辛いだけだから。」

「そうだね。一人で大丈夫？」


「うん。ありがとう。でもこれは私と理人の問題だから。」


「分かった。何かあったら言ってね。私は陽向の味方だよ。」


「ありがとう。」