腹黒スマイル王子
「陽向は昨日のあれを見て傷ついたんだよな?」


私は黙って頷いた。


「俺は断ったんだ。あんなこと陽向以外の女とやりたくなかった。でもクラスの奴らに無理矢理やらされて。」


無理矢理?


「理人は、あの子と付き合ってるんじゃないの?」


「はっ?何いってんだよ。彼女は単なるクラスメイトであれは客寄せ。

って俺は陽向と付き合ってるんじゃないのかよ。」


「えっ、だって理人に付き合ってくれって言われてないから。」


ガバッ


理人が抱き締めてきた。

「まだ俺のこと好き?」


「う、うん。」

「ちゃんと言って。」

「好き です。」
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