腹黒スマイル王子
モデル
文化祭が終わり1週間ほどたったある日、私と理人はいつものように一緒に帰ろうと校門に向かうと


「あー、いたいた。理人くん。」


なんか馴れ馴れしく話しかけてくる人がいる。

理人は明らかに怪訝そうな顔でその人を見ると。

「私のこと覚えてる?

ほら夏に海で写真撮らせてもらった「an・an」の編集の山本よ。」


「あれっ?隣にいるのは、もしかして陽向ちゃん。」



理人のあんな顔見てもグイグイくる山本さんってやっぱ凄い。


「こんにちは。」

私はこの場の雰囲気を変えるためわざと明るくあいさつをした。

「どうしたんですか?こんな所で。」


「実は折り入って理人くんにお願いがあってきたの。」
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