腹黒スマイル王子
ピンポーン♪

「おはようごさいます。」

「おはよう。ちょっと待ってね。

ひなたー 理人くん来たわよー。」

「はーい。」

軽くびっこを引きながら階段を降りた


「おはよう。」

「おはよう。少し良くなってきた?」


「えっ?」


「ほら、引きずり方が違ってたから。」

鋭い。相変わらず理人は良く見てる。お母さんもお父さんも気付かなかったのに。


「うん。そうなんだ。体重も半分はかけても大丈夫そう。」

「そっか。良かったな。でも無理すんなよ。」

「理人くん。ありがとうね。
ホント助かるわ。今度家に遊びにいらっしゃい。美味しいもの用意しておくから。」

「はい。ありがとうございます。」


「いってらっしゃい。」


「いってきます。」

もー、お母さんたらいつの間に理人くんって呼んでたのよ。

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