腹黒スマイル王子
「どうぞ、あがって。」


うわー、理人の家ってこんなに立派なんだ。この前はよく見なかったからわからなかったけど。

「おじゃまします。」

「今日は誰もいないから緊張しなくても平気だよ。」


「そ、そうなんだ。」

2階の理人の部屋に案内される。

理人の部屋も広かった。部屋は綺麗にされていてあまり物が置いてなくあるのは、机に椅子にローテーブルに本棚にベッドだけ。

「てきとーに座ってて。今飲み物持ってくるから。」

「うん。」


私はドキドキしながらいなくなった理人の部屋に入った。

てきとーにって、どこでいいんだろう?
何となくベッドの前に座るのは恥ずかしかったのでローテーブルを挟んでベッドとは逆のほうに座った。

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