上司に秘密を握られちゃいました。
その後アクセサリーも開けて、あれこれ話し合った。
「洋服は、目玉商品の色がわかると買いやすいかもしれません。
その代わり、商品数が減ってもいいので」
自分では絶対に買わない色というものもたまにはいいけど、大物の色は選びたい。
「なるほど。いくつかパターンを作るといいね。
色はお任せだけど点数の多いもの。メインの色は選べるけど数は少ないもの」
「それ、いいです!
それとあのレジ待ちがうんざりしたので、丁度一万にしたらどうかと思いました」
それならおつりを出す手間が省けて、レジ待ちの時間短縮につながるはずだ。
「あっ、ごめんなさい」
ただの派遣社員が、こんなに意見を言うなんてとハッとした。
つい、真山さんにつられて勝手に口が動いてしまった。