上司に秘密を握られちゃいました。

「大丈夫。俺も好きだから」

「えっ!?」

「男にとっても制服ってポイント高いんだよ。知らなかった?」


早乙女様が言っていたこと、本当だったんだ……。
というか、公孝さんも制服が好き?


「だからお袋の制服を着た藍華に、実はメチャクチャ興奮してたり、して」

「えぇっ!」


そう、だったの?

私の制服に対する”好き”とはちょっと違う気もするけれど、公孝さんの思わぬ告白に、なんだかホッとする。


「これでおあいこ。だから、見せて?」


これはもう、絶対に逃れられそうにない。
仕方なく寝室に案内して、クローゼットを開けた。


「すごい。こんなに」


やっぱり無理。
恥ずかしくて顔を上げられない。

いくら公孝さんが制服好きだと言っても、女の私が……こんなに制服コレクションしてるのは、おそらく変わっているから。
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