上司に秘密を握られちゃいました。

一応部屋はもらったものの、ベッドは同じらしく……。


「もっと大きなベッド買いに行こうかと思ってたけど、これでいいか」


今のベッドはセミダブル。
大きな公孝さんとふたりで眠るには、ちょっと狭い気もする。


「ひっついていられるからな」

「えっ?」


そういう理由なの?


「おいで」


先にベッドに座る彼に促され隣に行くと、強く手を引かれ、すぐさまキスが落とされる。


「もう離さないよ」

「はい」


ゆっくり私を押し倒した彼は、「制服プレイしようか」と驚くことを言い出した。


「む、無理です」


もうした気もするけど、改めて言われると……恥ずかしさに体が熱くなり、顔が真っ赤に染まる。


「仕方ないなぁ。今日は我慢」


『今日は』って……。

制服が好きと言っていたのは、本音だったの?
私に合わせてくれたとばかり思ってたけど。
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