上司に秘密を握られちゃいました。

我慢と言ったものの、それは制服プレイのことだけで……彼はすぐに首筋に唇を押し当てた。

会社では飄々としてそつなく仕事をこなし、優しいながらも仕事に対する責任や情熱は人一倍で、とてもこんな顔を持っているようには見えない。

だけどふたりきりになると、とびきり甘い。


「公孝さん……」

「その目、誘ってる? たまんない」


誘ってなんか……ない。
だけど、彼に抱かれるのは気持ちがいい。

初めての時、あんなに痛かったのに、彼に触れられるだけでゾクゾクし、体が準備を始める。
あっという間に着ているものを剥いだ彼は、胸の先端にそっと口づけをした。


「あっ……」

「愛してる」


私、この人と一緒になれるんだ。
そう考えると感情が高ぶって、体がますます敏感になっていく。
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