上司に秘密を握られちゃいました。

「えっ、脱ぐ?」

「そうだよ。そうじゃないと着られないだろ?」


すこぶる真面目な顔をして返事をすると、途端に彼女の顔が真っ赤に染まった。
もう隅々まで見ているじゃないか。

とはいえ、自分から脱いだことなんてない彼女を、少しだけいじめたくなった。


「ほら、早く」

「む、無理です」


困った顔をして目を泳がせている様子に、S心が反応して……。


「無理なら、俺が脱がせてやろうか?」

「いっ、いえっ!」


ますます慌てる彼女は、本当にかわいい。

しばらく、考え込んでいた藍華は、くるっと回って俺に背を向けると、シャツのボタンを外し始めた。

本当は自分で脱がせたくてたまらないけど、たまにはこういう光景もいいものだ。と眺めていると……。


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